麻雀とサラリーマンの過去と現在

市部の駅前から一歩入った裏路地には、雀荘が点在しており、ジャラジャラと牌が混ざる音が聞こえてきます。雀荘は、70年代からサラリーマンのアフター5の娯楽として、非常に人気がありました。タバコの煙が立ち込める室内では、上司が部下を引き連れ仕事の話をしながらプレイをする姿も見られました。しかし、80年代をピークに少しずつ数が減っており、現在はかつての活気がなくなりつつあります。その背景には、違法な賭け麻雀が行われており、取り締まりを強化したことも一つの要因です。

当時、サラリーマンの間ではプレイに対し、倍率で相場を決めることが常となっていました。中には賭け麻雀が元で借金を作ってしまう人も多く、社会問題としても取り上げられました。この時、借金を作った人が駆けこむ先が、消費者金融であり、後々消費者金融の業績が伸びていった背景には、賭け麻雀の存在が大きかったとも言えるでしょう。当時のサラリーマンは、入社したらゴルフと麻雀をまず最初に覚えさせられると言う程で、ゴルフや麻雀の腕が良いと出世すると言う、ウソが本当か分からないような話さえ囁かれた時代でもありました。現在は、娯楽が多用化したこともあり、サラリーマンでも麻雀のルールを知らない、一度もプレイしたことが無い人も珍しくない時代となりました。また長引く不況により、外でお金を使うより、早く家に帰ってゆっくり飲んだほうが良いと考える人も多く、プレイヤーも少しずつ高齢化が見られるようになりました。しかし、現在も麻雀は人気があり、特にスマホのアプリやオンラインゲームでは人気とジャンルとして知られています。時代によって、形を変えても麻雀は不動の地位を築いてます。

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